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October 22, 2005

「ふたりの5つの分かれ路」など

バウスシアターにて「ふたりの5つの分かれ路」。フランソワーズ・オゾンの新作です。ある夫婦の離婚調停の場面から時間が遡って行き、出産、結婚、そして出会いのエピソードで終幕になるという、変わった描き方をした作品。ゲイのカップルや水辺の茂み、などなど初期のオゾンを思わせる要素を盛り込みつつ、以前のようなアクの強さを押さえ、うまく熟成させたような職人的映画。
この映画は私にとって、おもしろかったのかそうでなかったのか、好きなのかそうでないのか・・まだよくわからないのです。ジルとマリオンはよくあるカップルのようでいて、よく考えてみるとそうではないのか・・?それぞれに共感できない行動はあるのだけれども、心の動きはちっとも不自然ではないし普遍的なものである気がする。ただただ幸福に溢れていたときでさえも、どこか引っかかる陰がある。二人が出会い夕日が照らす海へと入って行くラストシーンが美しく、そして哀しかったです。今後、理解するときがくるのかはわかりませんが、いくつかの印象的な画面は忘れないと思います。大人の映画でした。
オゾンの作品で一番好きなのはシャーロット・ランプリング主演の「まぼろし」。愛する人を失ってさまよう気持ちが心に切々と迫る映画でした。
気になっている監督です。好きかどうかは微妙ですが・・・「海をみる」の緊張感、忘れられない・・(おすすめはしないです、怖すぎる)

最近は他に「銀河ヒッチハイクガイド」「さよならcolor」(竹中直人監督)、「ドジョウも魚である」「落第」(東京国際映画祭にて)、「サイドウェイ」「ウィンブルドン」(DVD にて)などを観ました。

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Comments

オゾン監督のまぼろしも好きなんですよー。好みが似てますね。ふふふ。

オゾンって一見さわやか好青年なんですよね。作品とのギャップも興味深いです。

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