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March 22, 2006

「ブロークバックマウンテン」

9871013418

アン・リー監督の「ブロークバックマウンテン」を観ました。立ち見も出るほどの大盛況でした。
今年度アカデミーの監督賞をはじめ、数々の賞をとりましたね。役者達の演技は素晴らしく、カメラワークもとても美しかったです。
アメリカ西部を舞台に60年代から20年にわたる男同士の愛を描いた作品。当時、保守的な西部で、男らしさの象徴であるカウボーイがゲイであることなど許されるはずもない状況の中、互いに伴侶を得て子供も授かりながら、二人は密かに絆を深めて行く・・・。
この映画は、しかし特別な人たちの話ではなく、気持ちを押し殺して生きて行かざるを得ない、けれど相手への思いは止めることが出来ない、という人たちの話、普遍的な物語だと感じました。ジャックと出会わなければ、好きにならなければ、イニスは良き夫、良き父、あるべき西部男として幸せに暮らしていったのでは・・と思うけれど、出会い好きになってしまったのだから、どうしようもなかった。愛することの哀しさと美しさの伝わってくるラストシーンでした。でも、妻のアルマは辛いですね。
話は変わりますがこの映画、アメリカ在住の友人epicenterさんが観て「セリフが全く聴き取れなかった」ということだったのですが、確かに!ほんと何言ってるのかわかりませんでした(私は字幕があったから良いんですが)。モゴモゴ喋ってるんですよね。イニス役ヒース・レジャーのインタビュー記事を読んだら、『オーストラリアの牧場で働いている人達の喋り方を参考にしたんだ。彼らはハエが入らないように、口を開けずに喋るんだ』って言ってました。なるほど。

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Comments

う〜ん、なるほど。
あの喋り方は”ハエが入らないように”
という工夫から生まれているものなんですね。
私はてっきり、寒い地域だから口を開けないで
喋っているのかと思ってました。
砂も舞ってそうだし、
いずれにしても口を開けない方がよさそう(笑)。

いろんな理由があるものですよね。
それにしても自然が素晴らしく美しかったですね。あれほどたくさんの羊を見られたのも貴重かも。

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