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January 2007

January 22, 2007

ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」

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マリー・アントワネット」、初日に観てきました。
しょっぱなの音楽から、おっ!と思い、ソフィア・コッポラの世界に引き込まれていきました。どこをとっても美しい!!ドレス、靴、髪型、お菓子、ギャンブルのコインまでもがキャンディの様・・・キラキラしていてガーリーで砂糖菓子みたい。しかもポップで現代的。S・コッポラのセンスってスゴイですね。(しかも衣装デザインのミレーナ・カノネロは、私の心の宝「炎のランナー」を担当した人でした)
でもそれだけの映画ではなくて。14歳で祖国の一切から離れてフランスへ嫁いだマリー、感情を表すセリフは殆どないのに、たたずまいや表情で感じさせるのです。とまどいやさびしさも。そんなところが、「ロスト・イン・トランスレーション」を思わせました。キルスティン・ダンストもとてもチャーミングで素敵。初めてそう思いました。
歴史物、フランス革命、などを期待していくと肩すかしをくらうと思うのですが、これはそういう映画じゃなくて、あくまでもマリーを一人の女の子として描くことを目的とした作品なんですよね。こんなに身近に、現代に生きているように、マリー・アントワネットを感じられたことはなかった。ラストのセリフも秀逸です。

January 20, 2007

「プルートで朝食を」など、ニール・ジョーダン監督

今年の初映画は、元旦にDVDで観た「プルートで朝食を」でした。
ニール・ジョーダン監督だし、絶対に観なくては!と思っていたのに、映画館で観逃した作品。”激動のアイルランド現代史を背景に、女の子の心を持つ一人の青年の波乱の人生を軽妙なテンポで綴る”ということで、確かに主人公のキトゥンに降り掛かる運命は、かなり過酷。「銀河的孤独感」を心に秘めながらもシリアスになることを嫌い、しなやかに生きる彼(彼女?)には不思議な軽やかさがある。そして強い。切なく、やさしく、愛おしい映画でした。とても好きです。主演のキリアン・マーフィーは「麦の穂をゆらす風」とは全く違う役柄で、別人のようでした。他の役者や、ポップな衣装、音楽もとても良い。
それでニール・ジョーダンを好きになるきっかけとなった「クライング・ゲーム」を久々に観たくなって、レンタルしてきました。やっぱり良かった〜・・・大好きです。プルートに通じるものが多々あります。セリフもいいんですよね。公開当時、何度も観に行って、サントラも買いました。
rbさんのところでご紹介されている作品「The Miracle」(日本公開名は「スターダスト」だったんですね)も、未見でしたがとても良さそうです。ぜひぜひ観たいと思います。教えていただいてありがとうございます!

January 08, 2007

あけましておめでとうございます

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年が明けてから既に1週間以上たちました。先月27日からずっとお休みだったので、明日9日が私の仕事始めです。典型的な寝正月から日常生活へ復帰できるかどうか・・・
とにかく、本年もよろしくお願い申し上げます。

January 01, 2007

2006年映画

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年が明けました。

さて、恒例のおすすめ映画、2006年version を挙げてみたいと思います。映画館で観たのは31本、DVDなどは30本弱・・・力作が多く、選ぶのに悩みました。

特に良かった!のは、
 ◎マッチポイント
 ウッディ・アレンがイギリスで撮った映画、シニカルな結末が彼らしい
 ◎麦の穂をゆらす風
 アイルランド独立への戦いを描きつつ、現代に通じるテーマを描く
 ◎かもめ食堂
 ほのぼの。荻上直子監督のデビュー作「バーバー吉野」も面白かったです
 ◎ぼくを葬る
 フランソワーズ・オゾン監督、映像も美しい
 ◎ブロークバック・マウンテン
 愛することの生半可でない痛みと幸せを描く

と、まず5本。
それから、「ある子供」「コープス・ブライド」「グエムル」「ブロークン・フラワーズ」「父親たちの星条旗」「僕の村は戦場だった」も良かった。気楽に観られておもしろかったのは、「Vフォー・ヴェンデッタ」「カーズ」(細かいところまで凝っていて、ワーゲンのビートルが虫になって飛んでいたり・・かわいかったです)、「キングコング」などなど。
DVDで観たのですが、公開されるやいなやワイン業界中を騒然とさせたというドキュメンタリー「モンドヴィーノ」もおもしろく考えさせる映画でした。ワインの世界にもグローバリゼーションの波が押し寄せ、大資本で大々的に(ある意味では工業製品のように)製造するワイナリーがある一方で、家族経営で小規模のワイナリーも。ワイン批評家の影響力の大きさ、流通をめぐる問題など、様々なエピソードが紹介されています。ワイン好きの方には特に興味深いのでは。
イギリスの至宝ジュディ・デンチとマギー・スミスの「ラヴェンダーの咲く庭で」も心に残る作品でした。話題になったピアノマンのように突然表れた青年をめぐる老姉妹のお話なのですが、若さと美しさに対する憧れ、ときめき、寂しさ、などがものすごく伝わってきて痛いほどでした。「ヴェニスに死す」を思い出した。でも観た後はとても暖かい気持ちになりました、私は。ジュディ・デンチは、007でのMとは全く違う役柄をすごくリアルに切なく演じていて素晴らしかったです。

2007年がみなさまにとって、健やかで暖かいものとなりますように。
そしてたくさんの映画を観られますように!
今年もよろしくおつきあいくださいませ。

(以下個人的メモ)
キングコング、コープス・ブライド、ある子供、タブロイド、僕のニューヨークライフ、プロミス、ブロークバック・マウンテン、かもめ食堂、シリアナ、ウォレスとグルミット、ヒストリーオブバイオレンス、Vフォー・ヴェンデッタ、プロデューサーズ、ブロークン・フラワーズ、グッドナイト&グッドラック、ぼくを葬る、嫌われ松子の一生、カーズ、パイレーツオブカリビアン2、親密すぎるうちあけ話、M:I:3、グエムル、マッチポイント、イルマーレ、ブラック・ダリア、レディインザウォーター、父親たちの星条旗、僕の村は戦場だった、stop making sense、麦の穂をゆらす風、007カジノロワイヤル。
クローサー、駅station、オーギュスタン恋々風塵、ブエノスアイレスの夜、フレンチなしあわせのみつけ方、ミニミニ大作戦、僕の妻はシャルロット・ゲンズブール、ブリジット・ジョーンズ2、ウィスキー、現金に体を張れ、メゾンドヒミコ、バーバー吉野、トスカーナの休日、幻の光、ドアインザフロア、モンドヴィーノ、プライドと偏見、秘密のかけら、ラヴェンダーの咲く庭で、女が階段を上る時、力道山、ヘイフラワーとキルトシュー、クラッシュ、ラ・ピエトラ、笑う大天使。

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