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February 08, 2009

「チェチェンへ アレキサンドラの旅」ほか

Kicx1170

先月末、ユーロスペースで「チェチェンへ アレクサンドラの旅」を観ました。監督は、イッセー尾形が天皇ヒロヒトを演じた「太陽」のソクーロフ。
職業軍人である孫のデニスを訪ねてチェチェン最前線の駐屯地までやって来たアレクサンドラ(ロシアでは家族が戦地にいる兵士を訪ねるのは珍しいことではないらしい)、かなりの高齢ですっかり足元もおぼつかない様子ながら、テントに泊まり兵士たちと言葉を交わしチェチェンの女性達と出会う。
アレクサンドラを演じたガリーナ・ヴィシネフスカヤの存在感や、現地の人々の起用、オールロケ等により、まるでドキュメンタリーのようでありながら、やはりそこには監督の静かな意志が感じられました。戦闘は出てこないけれど、そこかしこに感じる気配。言葉にも表情にも出さないけれど、存在している何か。
まぎれもなく長い人生を歩んできて何にも動じないように見える彼女の感情がほとばしる場面…髪を編んでもらうシーンは胸に迫るものがありました。映画らしい映画でした。とても良かったです。


今年初めて劇場で観たのは「007 慰めの報酬」だったのですが…期待はずれでした。007シリーズの魅力を監督や脚本家はわかっていないんじゃないでしょうか。アクションシーンもただ派手に動き回って破壊するだけではね…かっこいい見せ方、けれん味が足りない。役者はいいんですけど…良さを生かしきれていない気がします。悪役のマチュー・アマルリックももったいない。

DVDで「イースタンプロミス」。ロンドンを舞台にロシアンマフィアの世界を描いた作品。ロードオブザリングで勇者アラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンが、堅気じゃない世界のニオイを振りまいていて格好良かったです。ヴァンサン・カッセルやナオミ・ワッツも良い。とても面白かったです。クローネンバーグ監督。

他に「あるいは裏切りという名の犬」、「マーゴット・ウェディング」(これは…なんとなく最後まで観たのだけど…『笑いと感動のハート・ウォーミング・コメディ!!』という宣伝文句はないと思う。ジャック・ブラック出演作)、「パリ、恋人たちの二日間」、「ジェーン・オースティンの読書会」、「幻影師アイゼンハイム」などをレンタルで観ました。

立春を過ぎて、光にどことなく暖かさを感じられるようになってきました。梅ももう咲いています。

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