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November 2009

November 25, 2009

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

Mjthis

THIS IS IT』 観てきました。私の知っていたマイケルがいました。謙虚でやさしくて完璧主義者の。
今年の3月、ものすごく久々にツアーをやると発表した時の彼はほとんど蝋人形のようで、どうなることかと思っていたのですが…杞憂でした。すっごくカッコ良かったです!あのファッション、私服なんですよね…?リハーサルだし他のダンサーはラフな格好だったものね。いやぁ…マイケルにしか着こなせない服ばかりだったけど似合っていてさすがでしたよ!

いろんなところに気を配ってチェックしながらのリハ中、思わず本気で歌ってしまった(まだウォーミングアップなんだからフルボイスで歌わせないでよ、と後で言っていた)「I JUST CAN'T STOP LOVIN YOU」、スタッフも引き込まれて聴き惚れていたくらい圧巻でした。だから、このライブが実現して何万人もの観客を前にした時のマイケルを観たかったです…どんなにか素晴らしかったことでしょう。
コンサートは隅から隅まで完璧にコントロールできた彼なのに、自分の人生はコントロールできなかった。こんなに生き生きと映っているのに、もうこの世にいないんだと思うと涙がでます。
この映画、今週金曜までです(もっとやればいいのに)。まだ観ていない方はぜひ!

関係ないけど…最近JONTE'(ジョンテ)が気になって仕方ありません。

November 19, 2009

皇室の名宝展(1期)

Meihou_2

先月末、上野の東博に「皇室の名宝展」(1期)を観に行きました。
今回のお目当ては、なんといっても伊藤若冲の「動植綵絵」(どうしょくさいえ)。全30幅が勢揃いしたのは東京では83年ぶりだとのこと。見たいみたいと思いながら、なかなか果たせなかった若沖との初対面でしたが、評判に違わず本当に本当に素晴らしいものでした!!いや〜びっくり。迫力に圧倒されてしまうのだけど、細部もじっくり見たいのでぐ〜っと近づいて(単眼鏡や双眼鏡で見ている方もいました)…。対象に愛情を注いで細部まで気を抜かずに描ききっているのが良くわかります。離れてみると一分の隙もない構図の素晴らしさにただただ脱帽。
どれか選べと言われても難しいのですが、個人的に「諸魚図」の小タコに心を掴まれました(大ダコの足にしがみついているのが愛らしい)。

Tako


それから、お得意の鶏ももちろんスゴい(クリックするとアップになります)。

Tori

いいもの見せていただきました。

他にも、狩野永徳「唐獅子図屏風」、酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」、岩佐又兵衛「小栗判官絵巻」など正に名宝揃いでした。「小栗判官絵巻」はじっくり見るととても面白い!色がとてもきれいだし、何より次は次は…と先を読みたくなる感じが今の漫画に繋がっているように感じました。

2期はもう始まっていまして(11月29日(日)まで)、正倉院宝物や法隆寺献納宝物、絵巻などが展示されています。教科書に載っていた「聖徳太子像」、「蒙古襲来絵詞」も見られるようですよ。会期が短いので早く行かなくては。

November 03, 2009

個展を終えて

Ambiguous_1_2


早く記事にしたいと思いつつ、風邪を引いたり、お礼状を出したり、荷解き、梱包&発送などなどをしていたら時間がたってしまっていました。どうにもスローペースでいけません。それでも何とか落ち着いたのでほっと一息。


今回、初めての個展をおこなうことになったのは、本当に偶然の巡り合わせだったのですが、来年の1月でガラスを始めてから満15年にもなるので、一区切りということでちょうど良いタイミングだった気がします。直前は精神的に追い詰められて、友人達にSOSを出してしまいました。緊張を解く言葉をかけてくださった方々、本当にありがとう。芳名帳の整理をしつつ、来てくださった方々やメッセージを寄せてくださった方々のお顔を思い浮かべ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。こうして支えてくださる存在は本当に有難いです。

考えたことを自分へのメモとして…

〜作品制作へのアプローチ〜
今までは制作にあたり「こんな色、こんな形、こんな技法で作りたい」というのが先にあったのですが、今回は、まず「これを伝えたい」という思いが先で、それをいかに表現するか、というアプローチをとってみました。
私にとって挑戦であり、一番難しく感じたところです。「思い」→「いかに表現するか」→「制作(技)」という一連の流れにおいて、最初の「思い」については、普段からいろいろと考えるタイプなのでクリア。制作についても、とにかく現状できることをやるしかないのでひとまず保留。残るは、真ん中の「いかに表現するか」ということですが…まだまだですね。出来上がった物についてはそれぞれ気に入っているけれど、今回のテーマ「あいまいさ」をちゃんと伝えるものになっていたのかどうか?これからもしつこく挑戦していきたいと思います。

〜 アートとクラフト〜
大学の卒論テーマにも選んだくらい昔からずっと考え続けていること(用途あってのクラフトとは、諸芸術の中でどういう位置を占めているのか)。制作する立場となってジャンル分けには大した意味がないと思うようにもなりましたが、今回はっきり自覚したのは、私がやりたいのはその間にあるものだということ。その時々で重心を変えながらバランスをとって、モノとしての魅力を備えているものを作っていきたいです。

〜その他いろいろ〜
銀座のギャラリーというのは、本当に様々な方が訪ねてくるものであるなあ…と。ギャラリーのオーナーに会いにくる作家の方々もたくさんいらして、とても勉強になりました。それから、ギャラリースタッフの方が、なんと大学の同級生であることが判明。哲学科は40人程しかいなかったので絶対に顔を合わせていたはず。さらにもっと驚愕の再会もあって(別の機会に書きます)、人のご縁を感じるまたとない機会となりました。


そんなこんなであっという間に6日間が終了したのですが、不思議と達成感というか感慨がそれほどないのが自分でも意外です。なんというか、より現実的に考えられるようになって、(一回限りの記念などではなく)またできる、やりたい、という思いを強くしました。課題はいろいろありますが、まずは直前にバタバタしないように&終わった後はすぐに生活のペースを戻せるように、したいものです。

そして人生は続く。(キアロスタミ)

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