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November 03, 2009

個展を終えて

Ambiguous_1_2


早く記事にしたいと思いつつ、風邪を引いたり、お礼状を出したり、荷解き、梱包&発送などなどをしていたら時間がたってしまっていました。どうにもスローペースでいけません。それでも何とか落ち着いたのでほっと一息。


今回、初めての個展をおこなうことになったのは、本当に偶然の巡り合わせだったのですが、来年の1月でガラスを始めてから満15年にもなるので、一区切りということでちょうど良いタイミングだった気がします。直前は精神的に追い詰められて、友人達にSOSを出してしまいました。緊張を解く言葉をかけてくださった方々、本当にありがとう。芳名帳の整理をしつつ、来てくださった方々やメッセージを寄せてくださった方々のお顔を思い浮かべ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。こうして支えてくださる存在は本当に有難いです。

考えたことを自分へのメモとして…

〜作品制作へのアプローチ〜
今までは制作にあたり「こんな色、こんな形、こんな技法で作りたい」というのが先にあったのですが、今回は、まず「これを伝えたい」という思いが先で、それをいかに表現するか、というアプローチをとってみました。
私にとって挑戦であり、一番難しく感じたところです。「思い」→「いかに表現するか」→「制作(技)」という一連の流れにおいて、最初の「思い」については、普段からいろいろと考えるタイプなのでクリア。制作についても、とにかく現状できることをやるしかないのでひとまず保留。残るは、真ん中の「いかに表現するか」ということですが…まだまだですね。出来上がった物についてはそれぞれ気に入っているけれど、今回のテーマ「あいまいさ」をちゃんと伝えるものになっていたのかどうか?これからもしつこく挑戦していきたいと思います。

〜 アートとクラフト〜
大学の卒論テーマにも選んだくらい昔からずっと考え続けていること(用途あってのクラフトとは、諸芸術の中でどういう位置を占めているのか)。制作する立場となってジャンル分けには大した意味がないと思うようにもなりましたが、今回はっきり自覚したのは、私がやりたいのはその間にあるものだということ。その時々で重心を変えながらバランスをとって、モノとしての魅力を備えているものを作っていきたいです。

〜その他いろいろ〜
銀座のギャラリーというのは、本当に様々な方が訪ねてくるものであるなあ…と。ギャラリーのオーナーに会いにくる作家の方々もたくさんいらして、とても勉強になりました。それから、ギャラリースタッフの方が、なんと大学の同級生であることが判明。哲学科は40人程しかいなかったので絶対に顔を合わせていたはず。さらにもっと驚愕の再会もあって(別の機会に書きます)、人のご縁を感じるまたとない機会となりました。


そんなこんなであっという間に6日間が終了したのですが、不思議と達成感というか感慨がそれほどないのが自分でも意外です。なんというか、より現実的に考えられるようになって、(一回限りの記念などではなく)またできる、やりたい、という思いを強くしました。課題はいろいろありますが、まずは直前にバタバタしないように&終わった後はすぐに生活のペースを戻せるように、したいものです。

そして人生は続く。(キアロスタミ)

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Comments

おおお〜!
もはや、作家以外の何者でも無い領域に達してますね。
すばらしい!!!

スライドショーもステキでした!!

これからの活躍も期待していますshine

トウコさん

まだまだですよ〜
至らぬ点をますます自覚しました…
でも大事なのは覚悟かな、という気もしています。

お互い頑張りましょう〜!!

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